イネッサ・ガランテ – Casta Diva

映画『あくせく働くな:ラジオアリーチェ』の劇中歌紹介、8曲目はラトビア出身のソプラノ歌手イネッサ・ガランテが歌う、ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作曲のオペラ「ノルマ(Norma)」第1幕第1場で歌われるカヴァティーナ、「清らかな女神よ(Casta Diva)」。医学生フランチェスコが警官に射殺され、その追悼デモから否応なく暴動に発展してしまう場面で流れる歌声が、そのやるせない思いを伝えています。

聖なる老木に銀の光を注ぐ
清らかな女神よ
そのお顔を覆う雲のヴェールを取り払い
美しいお顔を私たちに向けたまえ
おお、女神よ、燃える心を鎮めたまえ
人々の激昂した心を鎮めたまえ
あなた様が天に満たしている平和を
この地上にも広めたまわんことを